ゴディバの歴史|
ベルギーで誕生したプレミアムチョコレートブランド
「ゴディバ」は世界中で愛される、ベルギー・ブリュッセルで誕生した、ベルギー王室御用達のプレミアムチョコレートブランドです。
1926年の創業以来、世界中へチョコレートの美味しさと幸せな時をお届けしています。そんなゴディバがどのように誕生して、どのような道のりを辿ってきたのか。
ゴディバが歩んできた軌跡をご紹介します。
ゴディバの歴史
1926 ベルギー・ブリュッセルで誕生
ゴディバのはじまりは、古くからチョコレート作りの中心地として名を馳せてきたベルギーの首都・ブリュッセルです。その地で1926年にドラップス一家がチョコレートを作り始めたことがゴディバの歴史の幕開けです。
ベルギー・ブリュッセルでマスターショコラティエだったドラップス氏。自宅の地下室を使い「ショコラトリー・ドラップス」としてチョコレートを作り始めます。家族全員が会社の運営に協力し、4人の子供たちはそれぞれ製造、仕上げ、箱詰め、配送に携わっていました。
1937 ドラップス氏の想いを受け継ぐ子どもたち
創業者のピエール・シニア・ドラップス氏が亡くなり、その数ヵ月後にドラップス夫人も亡くなります。残された4人の子供たちは、自分たちの力で家業を守り続けました。
ジョセフは顧客の心を理解する才能を持っていました。ピエール・ジュニアは絶えず新しいチョコレートを開発する創造力を持ち、フランソワは滑らかなマジパンとおいしいゼリーの作り方をマスター。イヴォンヌは包装紙やリボンなど、美しいパッケージを開発しました。
1945 「ゴディバ」第1号店をオープン
「ショコラトリー・ドラップス」だった会社を「ゴディバ」とし、ブリュッセルのレオポルド2世通りに、「ゴディバ」第1号店をオープンしました。
「ゴディバ」の名は、11世紀の英国の伯爵夫人レディ・ゴディバに由来します。11世紀の英国の伯爵夫人レディ・ゴディバが、重税を課そうとする夫を戒め、苦しむ領民を救うために自らを犠牲にした勇気と深い愛に、創業2代目のジョセフ・ドラップスと妻ガブリエルが感銘を受け、「ゴディバ」をブランド名に冠しました。それ以来、「ゴディバ」はその愛の精神をチョコレートに込め続けており、現在も「私たちは記憶に残る幸せな時を届けます」というゴディバのミッションとして引き継がれています。
1948 ブリュッセル・グランプラスに旗艦店をオープン
ブリュッセル市内にある“世界一美しい広場”と呼ばれるグラン・プラスに旗艦店をオープン。
季節のテーマや折々の出来事に題材を得て、創造性に富んだチョコレートを次々と発表し、さらに、美しいディスプレイやラッピングでウインドウを飾りました。「ゴディバ」の名は瞬く間にベルギー中に広がり、同時に、チョコレートは個性的で高級なギフトとなったのです。
1958 初の海外ショップをオープン
初の海外ショップをパリのサントノーレ通りにオープンしました。
以来、ゴディバは世界的なチョコレートブランドに成長し、プレミアムチョコレート市場のリーダーとして位置づけられました。
1968 ベルギー王室御用達ブランドに
中世から続く、伝統ある「ベルギー王室御用達」制度。
権威ある「ベルギー王室御用達ブランド」としてゴディバが認定されたのは1968年12月20日のこと。非常に厳しい審査を経て得られる「ベルギー王室御用達」の栄誉は、継続するのも簡単なことではありません。認可団体アソシエーション・オブ・ザ・ベルジアン・ワラント・ホルダーズによって、5年ごとに再審査が行われます。毎回、選ばれるチョコレートブランドはひと握り。ゴディバは半世紀以上もの間「ベルギー王室御用達」の称号を保持し続けています。
1972 ベルギーから日本へ
日本には、プレミアムチョコレートの先駆けとして1972年に日本に出店しました。
現在、国内では百貨店やショッピングモールを中心に300店舗以上を展開するほか、コンセプトストアの「ATELIER de GODIVA(アトリエ ドゥ ゴディバ)」や、「GODIVA café(ゴディバ カフェ)」、「GODIVA Bakery ゴディパン」といった新業態の店舗も次々とオープンしています。
2017~ ATELIER de GODIVA(アトリエ ドゥ ゴディバ)
ここでしか味わえない特別なゴディバに出会えるコンセプトストアです。
ゴディバ ジャパンのエグゼクティブシェフ・ショコラティエ/パティシエ ヤニック・シュヴォローが生み出した、美味しさと驚きを感じていただける限定スイーツを、アトリエのキッチンで仕上げてご提供します。シェフが手作りをしている様子がご覧いただける店舗もございます。
2020~ GODIVA café(ゴディバ カフェ)
2020年11月、「Elevating my everyday ~毎日をちょっと良く~」をコンセプトに、ゴディバの新業態としてセルフサービス型のカフェをオープンしました。
ゴディバを代表するフローズンドリンク「ショコリキサー」をはじめ、「GODIVA café」でしか味わえないユニークなフードメニュー、チョコレートスイーツが人気です。
2022~ GODIVA dessert
ゴディバ オリジナルクレープやショコリキサーなどをお楽しみいただける店舗です。
ゴディバ オリジナルクレープは、ゴディバのチョコレートを使用したプレミアムなクレープも含め、種類豊富なトッピングを使用したクレープをご提案しています。
ゴディバの濃厚なチョコレートと、焼きたての生地やトッピングのハーモニーをお楽しみいただけます。
2023~ GODIVA GO!
通勤・通学・お出かけ途中で立ち寄れる駅ナカ・改札付近などに「GODIVA GO!」を出店しております。
ゴディバのチョコレートをさまざまな形で楽しめるドリンクやワンハンドフーズを、忙しい毎日の中でも、より身近に、より便利にお楽しみいただけます。
2023~ GODIVA Bakery ゴディパン
全世界初出店となる「GODIVA Bakery ゴディパン本店」を、東京交通会館1階(東京都千代田区)に2023年8月4日(金)にオープンしました。「町のパン屋さん meets ゴディバ」をコンセプトに、日本で進化をとげた菓子パン、惣菜パンを、ショコラティエの新たな発想で再解釈し、なつかしさと新しさの融合をご提案していきます。
ベルギーのチョコレート職人に受け継がれる「技術」と「こだわり」
ベルギーのゴディバのチョコレート工場は、現在もドラップス一家がチョコレートを作り始めたブリュッセルにあります。
ここでは、厳選された素材と熟練の職人の技術によって、プレミアムチョコレートブランドにふさわしい伝統の味を守り続けています。
例えば、ベルギーチョコレートといえば「外側のパリッとした食べ応え」と「内側の甘美で柔らかな食感」のプラリネ※が有名ですが、ゴディバのチョコレート工場は現在でもプラリネを自社厨房で作っている数少ないショコラティエのひとつです。
プラリネの味を決める大事なステップであるサブラージュ(ヘーゼルナッツを蒸して砂糖でキャラメリゼする伝統的な工程)は、今でも熟練のチョコレート職人のみが担当し、自らが積み上げた経験と感覚をたよりに作業を進めています。厳選されたヘーゼルナッツをローストし、キャラメリゼされたものを細かくすり潰してペースト状にしたプラリネは、ゴディバ独自の滑らかさと香ばしさを引き出します。
※プラリネとは
プラシネとは、一般的にローストしたナッツに砂糖を加えながら炒って(キャラメリゼと呼ばれる工程)すり潰してペースト状にしたものです。ゴディバのチョコレートフィリングで代表的な「ヘーゼルナッツプラリネ」は、創業時からベルギー・ブリュッセルの工房で作られた自家製のプラリネを使用しています。
また、新しい技術を取り入れながらも、全てをオートメーション化せず、熟練職人の手作業も続いています。
チョコレート「シグネチャーブロンド(写真左下のチョコレート粒)」の羽根をイメージした繊細なデコレーションは、ひとつひとつ職人の手で丁寧に仕上げられています。
ベルギーから世界へ、チョコレートという幸せを
ベルギーの小さな自宅工房で生まれたゴディバは、1972年にニューヨークと日本に、1999年には香港へ進出、現在ではヨーロッパ、北米、アジアから中東にいたるまで展開し、現在では世界各国で販売され、愛され続けています。
そして、ゴディバは2026年に100周年を迎えます。
ゴディバはこれからも「We Create Memorable Occasions of Happiness.(私たちは記憶に残る幸せな時を届けます)」というミッションに基づき、チョコレートを通じて多くのお客様にハピネスをお届けします。